スポーツ障害

スポーツ障害とは

スポーツ障害とはサッカーのように同じ動きを繰り返すことで筋肉や腱、骨、関節に負担がたまり痛みや腫れが長く続いてしまう状態のことを指します。

一度の強い衝撃によるケガとは異なり、日々の練習や試合の積み重ねで起こる「使いすぎ」による慢性的な故障で、オスグッド病やシンスプリント、ジャンパー膝、疲労骨折などが代表例です。

成長期は骨や筋肉がまだ完成していないため、部活やクラブチームで頑張る中高生に特に多く見られ、放置すると日常生活や将来の競技生活にも大きな影響を与えることがあります。

スポーツ障害の特徴

練習中だけでなく授業中に座っているときや通学で歩いているときにも膝やスネに違和感が出始め、次第に「動いても休んでいても気になる痛み」へと変わっていくのがスポーツ障害の特徴です。

中学生の運動部では運動器疾患を持つ生徒のうち約3分の2がスポーツ障害と報告されており、推計有病率は1～2割前後とされています。部活生やクラブ生の中には痛みを我慢しながらプレーを続けている子どもが少なくありません。

「そのうち慣れるだろう」と我慢してしまいがちな分、気づいたときには日常動作やメンタル面にも影響が広がっているケースが多いのもスポーツ障害の厄介な点です。

痛みをかばうことでフォームが崩れ、別の部位にも負担が広がると、オスグッドやシンスプリント、疲労骨折などへ移行し長期離脱や手術が必要になるリスクも高まります。

好きなサッカーを心から楽しめなくなったり「レギュラーから外されるかも」という不安から気持ちが沈み、競技そのものを諦めてしまう最悪のケースも少なくありません。

スポーツ障害の原因

スポーツ障害はこのような複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。練習量だけでなくフォームや筋力バランス、シューズやグラウンド環境、生活リズムまでが影響しています。

スポーツ障害の原因として次のものが挙げられます。

その方に合った検査とカウンセリングを行うことで、どの要素がどれくらい影響しているのかを整理し、無理なく改善につなげるための施術計画を一緒に考えていきます。

病院とはここが違います

スポーツ障害への対応として次のものが一般的です。病院で行われる内容を知ったうえで、自分に合った選択をすることが大切です。

安静・運動制限

痛みを抑えるには有効ですが、長期間の競技休止は体力や感覚の低下につながり、復帰時にパフォーマンスが落ちる不安を抱えやすくなります。また原因が変わらなければ再開とともに痛みが再発することも多くあります。

薬物療法

薬や湿布は痛みを一時的に和らげる対症療法であり、フォームや負荷のかけ方など根本的な問題を解決してくれるわけではありません。痛みが引いたからと無理をするとかえって症状を長引かせてしまう可能性があります。

スポーツ障害を改善するために

根本的な改善にはまず現在の姿勢や身体全体のバランスを検査し、どの動きでどこに負担が集中しているのかを明らかにすることが重要です。日常生活や練習メニューの癖を把握し、それぞれに合ったプランを提案します。

当院ではAI姿勢分析ソフトや足圧計測、整形外科的検査を組み合わせて状態を数値化し、痛みの原因を「見える化」しながら丁寧に説明します。納得できる治療計画を共有することで、本人も親御さんも安心して通院を続けやすくなります。

身体運動力学に基づいたやさしい整体や必要なトレーニング指導、セルフケアを組み合わせ、再発しにくくパフォーマンスも発揮しやすい身体づくりを目指しています。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が問診から検査、施術まで一貫して担当し、スポーツ現場で培った経験をいかして競技特性に合わせたアプローチを行います。最先端の姿勢分析や重心計測を用いた丁寧な検査で原因を特定し、一人一人に合わせたプランを提案していきます。

完全予約制で待ち時間も少なく、女性スタッフも常駐しているため、学生さんや保護者の方も安心して通っていただける環境です。WEBやLINEから24時間予約が可能で、練習や学校で忙しい方にも通いやすいとご好評いただいています。

全身のバランスを見極め、痛みを繰り返さないことをゴールにした施術を心がけています。短期的な変化だけでなく、将来もサッカーを続けていける身体づくりを一緒に目指していきましょう。

スポーツ障害のQ＆A

スポーツ障害とただの筋肉痛の違いは？

筋肉痛は数日で自然におさまることがほとんどですが、スポーツ障害は同じ部位の痛みが繰り返し続き、日常動作や睡眠にも影響することがあります。期間と痛み方が大きな違いです。

どの程度の痛みになったら練習を休むべきですか？

ウォーミングアップの段階から痛い、プレー後もしばらく痛みが続く、歩行や階段でも痛むといった状態は一度練習を控え、専門の検査を受ける目安です。我慢すればできる程度でも相談をおすすめします。

成長期が終われば自然に良くなりますか？

成長期特有の痛みが落ち着くことはありますが、フォームの癖や筋力バランスの乱れが残ると、大人になってからも別の痛みとして現れることがあります。今の時期に正しい体の使い方を身につけることが大切です。

レギュラーを外れずに治療と練習を両立できますか？

痛みの程度やポジションにもよりますが、練習内容や参加メニューを調整しながら続ける方法を一緒に考えます。監督やコーチへの説明もサポートし、チーム内での立場を守りながら改善を目指していきます。

一度スポーツ障害になると再発しやすいですか？

再発例は多いですが、その多くは痛みが引いた時点でケアをやめてしまったケースです。原因を特定し、フォームや筋力バランスを整えセルフケアを続ければ、再発リスクをしっかり下げることができます。

画像検査で異常がないのになぜ痛いのでしょうか？

レントゲンには映らないレベルの炎症や、関節の動き方、筋肉の使い方の問題でも痛みは出ます。姿勢や歩き方、キック動作などを詳しくチェックすることで原因が見えてくることは少なくありません。

スポーツ障害の症状が改善していくと、まずは「またあの痛みが出るかも」という不安から少しずつ解放され、練習や試合でボールを追いかけること自体を素直に楽しめる時間が増えていきます。

痛みを気にせず全力でダッシュやシュートができるようになり、練習後も友達と笑いながら家まで歩いて帰れるようになると、サッカーに向き合う気持ちも前向きに変わっていきます。

当院では姿勢や重心、フォームまで含めて身体全体をチェックし、スポーツ障害の改善と同時に「ケガをしにくい身体づくり」をサポートしています。痛みだけでなくプレーの質まで変えていけるよう、検査と説明、施術とトレーニングを組み合わせて寄り添っていきます。

今抱えている不安や痛みを一つずつ整理しながら、山本拓海さんが最後の大会まで思い切りサッカーを楽しめるようスタッフ一同全力でサポートします。小さな違和感のうちにアプローチすることが、後悔しない選手生活への近道です。

部活と両立しながら通えたのが良かったです

原因を説明してくれたので安心できました