側湾症

側湾症とは

側湾症とは、本来まっすぐであるべき背骨が左右に曲がってしまう状態のことです。背骨自体がねじれを伴いながら曲がるため、肩の高さの違いや背中の片側の盛り上がりなど、見た目にも変化が現れます。

10度以上の弯曲がある場合に側湾症と診断され、多くは小児期から思春期にかけて発症します。日本での側湾症の発生頻度は人口の1～2%程度とされており、特に女性に多く見られる傾向があります。これは日本整形外科学会の調査データに基づくもので、全国で約120万人から240万人の方が側湾症を患っていると推定されます。

側湾症の特徴

特徴としては背骨が左右に曲がることで、肩の高さの違いや背中の片側の盛り上がり、ウエストラインの非対称性など様々な症状が出現します。進行すると呼吸困難や心肺機能の低下を引き起こす可能性もあります。

学校検診での発見率も高く、思春期の女子生徒の約2～3%に何らかの脊柱の変形が見つかっています。

側湾症でお悩みなら当院までご相談ください。

側湾症を放置すると、まず外見上の変化が進行し、肩甲骨の突出やウエストラインの非対称性がより顕著になります。さらに進行すると、胸郭の変形により肺や心臓が圧迫され、呼吸困難や心肺機能の低下を引き起こす可能性があります。最悪の場合、脊髄が障害されて神経症状が現れたり、慢性的な背中の痛みにより日常生活に大きな支障をきたすことになります。また、心理的ストレスも増大し、社会生活への参加が困難になる場合もあります。

側湾症の原因

側湾症の原因は複雑で、多くの場合は特発性側湾症と呼ばれる原因不明のものが大部分を占めています。遺伝的要因が関与していると考えられていますが、明確な原因は特定されていません。

側湾症の原因として次のものが挙げられます。

側湾症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。この複数の原因が引き金となり、背骨の構造的変化や筋肉バランスの崩れ、姿勢の悪化などが発生し、側湾症が発症します。それは人によって違い、単に背骨の矯正や筋肉をほぐすだけでは、全ての問題は取り切れません。1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。側湾症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

側湾症への対応として、次のようなものが一般的です。

経過観察

進行を止める積極的な治療ではないため、症状が悪化する可能性があり、患者さんの不安が継続します。定期的な検査は必要ですが、根本的な改善には至りません。

装具療法

1日20時間以上の装着が必要で、日常生活に制限が生じます。また、装具による皮膚トラブルや心理的ストレスも問題となります。成長期の子どもにとって精神的な負担も大きくなります。

手術療法

全身麻酔下での大きな手術となり、感染症や神経損傷などの合併症リスクがあります。また、術後の回復期間も長期間必要で、日常生活への復帰まで時間がかかります。

理学療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要です。また、根本的な矯正効果は限定的とされており、症状の進行を完全に止めることは困難です。

側湾症を改善するために

当院では、側湾症の根本的な改善を目指すため、まず詳細な検査を行い症状の原因を特定します。AI姿勢分析ソフトや足圧計測による重心分析、整形外科的検査により現在の状態を正確に把握し、一人ひとりに最適な治療計画を立てます。身体運動力学を基礎とした新発想の整体により、背骨の歪みだけでなく、全身のバランスを整えることで症状の改善を図ります。

痛みを伴わないソフトな施術で、乳幼児から年配の方まで安心して受けていただけます。また、日常生活での姿勢指導や運動療法も併せて行い、症状の再発防止にも取り組みます。手術や装具に頼らない、自然な改善を目指しています。

当院の特徴

20年以上の経験を持ち国家資格のある院長が、検査から最後まで責任をもって施術しますのでご安心ください。

側湾症の改善には体全体を把握し、症状の部分だけでなく広く視ていくことが重要です。

また、痛みを出さないことが日常生活の不安を取り除き安心へと繋がる大きなステップなので毎日を快適に過ごせる未来まで長期的な視点と一貫性を持ちサポートさせていただきます。

側湾症のQ＆A

側湾症は自然に治りますか？

残念ながら側湾症が自然に治ることはありません。特に成長期には進行する可能性が高いため、適切な治療とケアが必要です。

側湾症の人がやってはいけないことは？

激しい接触スポーツや背骨に過度な負担をかける動作は避けるべきです。また、長時間の不良姿勢も症状を悪化させる可能性があります。

遺伝するのでしょうか？

家族内での発症が多く見られることから遺伝的要因が関与していると考えられていますが、必ずしも遺伝するわけではありません。

妊娠・出産に影響はありますか？

軽度の側湾症であれば妊娠・出産に大きな影響はありませんが、重度の場合は医師との相談が必要です。

どのくらいの頻度で検査を受ければよいですか？

成長期には3～6ヶ月ごと、成人では年1回程度の定期検査が推奨されますが、症状により頻度は調整されます。

運動は制限されますか？

適度な運動は筋力維持に有効ですが、背骨に負担をかける激しい運動は制限される場合があります。

装具以外の治療法はありますか？

整体や理学療法、運動療法など、装具以外にも様々な治療選択肢があります。症状に応じて最適な方法を選択することが大切です。

痛みはいつまで続きますか？

適切な治療により痛みは軽減可能です。放置すると慢性化する可能性があるため、早期の対処が重要です。

手術以外で進行を止める方法はありますか？

整体による姿勢改善や筋力バランスの調整により、進行を遅らせることが期待できます。

日常生活で気をつけることはありますか？

正しい姿勢の維持、適度な運動、重い荷物の持ち方に注意することが大切です。また、定期的な専門家のチェックも重要です。

側湾症でお悩みの皆さまからも、当院の施術を受けてこのような変化がありました。

当院の全身のバランスを整え自然治癒力を高める施術は側湾症との相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

側湾症に悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて身体の変化を実感し痛みを出さない体作りにも前向きに自信を持てるようになっています。