
院長:菊地お気軽にご相談ください!
捻挫から時間がたって腫れも引いたのに、階段を下りるたびに外くるぶしのあたりがズキッとする。サポーターを外すのが不安で、このまま様子を見てよいのか迷っていませんか。
はじめ整骨院・整体院の菊地です。この記事では、足首の痛みが引かないときに、家で確認できること、無理に動かさないほうがよい状態、相談を考えたいタイミングについてお話しします。
先に全体像を確認したい方は、足関節捻挫の症状ページもあわせてご覧ください。この記事では、日常で確認しやすいポイントから順にお伝えします。
まず痛む場所を確認しましょう
数々のご相談の中でも多いのが、腫れは引いたのに痛みだけが残るという悩みです。本人は治りかけのつもりでも、動いた瞬間にだけ痛みが顔を出すことがあります。
痛む場面は、階段の下り、段差、朝の一歩目、夕方の立ち仕事などさまざまです。外くるぶしの前や下が多いのですが、どの場面で痛むかを思い出せると、足首の状態を考える手がかりになります。
患者さんからは「歩けるのだから大丈夫だと思っていた」という声もよく聞きます。ただ、歩けることと、靭帯や関節が元の働きを取り戻したことは、必ずしも同じではありません。
足首の捻挫は、軽いものなら数週間で日常生活が楽になるといわれます。ただ、回復の早さには個人差があり、損傷の程度や初期対応でも変わるため、1か月という日数だけで異常とは決められません。
大切なのは日数よりも変化です。少しずつ痛みが減っているのか、数週間ほとんど変わらないのか、むしろ強くなっているのか。カレンダーに痛みの強さを書き込むだけでも、変化はつかみやすくなります。
数週間たっても痛みの強さが変わらないなら、一度状態を確認したいところです。たとえば階段の下りだけ同じ強さで痛むなら、関節の動きや筋力の戻りが追いついていないケースもあります。
骨に異常がなければ安心、と思う方は多いでしょう。ただ、それだけで話が終わらないこともあります。画像に写らない部分の回復が、痛みの長引きに関わっている場合があるのです。
レントゲンで確認できるのは、主に骨の状態です。靭帯は写らないため、骨折がないことと、靭帯が十分に回復したことは、別の話として考える必要があります。
医療機関では、必要に応じて超音波やMRIなどで調べると説明されることがあります。どの検査が必要かは状態によって判断が変わるため、詳しくは医師に確認してください。
靭帯が伸びたり傷んだりすると、足首を支えきれず、グラッとする感覚が残ることがあります。平らな道でも不安になる、片脚で立つとふらつく、といった形で現れるのが特徴です。
この足首の不安定感があると、同じ場所に負担が集まり、再び捻りやすくなるケースもあります。痛みが引かない背景に、不安定感が隠れているという見方もできるでしょう。
痛みが続くと、無意識に足の外側へ体重をずらしたり、歩幅を小さくしたりするものです。自分では普通に歩いているつもりでも、周りから見ると左右差が出ていることも少なくありません。
痛みをかばう歩き方が続けば、膝や股関節、ふくらはぎにも負担が移っていきます。動かさない時間が長いほど筋力も落ち、さらに痛みが出やすくなるという悪循環に入りやすいのです。
片側をかばう癖は、痛みが引いたあとも残りやすいものです。靴底の外側だけが減っていないか、立ったときに体重が片脚に偏っていないかも、さりげなく確認してみてください。
痛みの強さは、一日のなかでも変わります。いつ、どんな動きで出るのかを、時間帯ごとに振り返ってみてください。思い当たる場面は、次の3つに当てはまることが多いようです。
寝ている間に関節がこわばり、動き出しで痛みが出やすい時間帯
立ち仕事の疲れやむくみで、重だるさが強まりやすい時間帯
足首に体重が乗る角度が大きく、不安定感が表れやすい場面
時間帯や場面によって痛みが変わるなら、それも状態を確認するうえで大切な手がかりです。気づいたことは、そのままメモに残しておくと役立ちます。
痛みが長引くときほど、自己判断で続けず、相談する目安を知っておくことが大切です。まず、先に医療機関へ行ったほうがよい状態から確認しておきましょう。
体重をかけると強く痛む、骨の出っ張りを押すと鋭く痛む、内出血や腫れが増えている、夜も痛みでよく眠れない。こうした場合は、骨折などが隠れていることもあります。
しびれや足先の色の変化、見た目にわかる変形がある場合も同じです。整骨院よりも先に、整形外科などの受診を考えてください。
痛みが少しずつ減っている、腫れが小さくなっている、体重をかけても歩ける。そうした場合は、経過を確認しながら進められることもあります。迷うときは遠慮なくご相談ください。
そのときも、痛みの強さをメモしておくと役立ちます。階段を下りて何段目から痛むか、朝と夕方でどう違うかなど、具体的に書き残しておきましょう。
痛みが続くときの家での過ごし方は、動かすこと、休めること、控えることの3つに分けて考えると、迷いにくくなります。特別な道具は使わず、日常の延長でできる範囲にとどめるのが基本です。
痛みが強い日に無理に動かしても、早く良くなるわけではない点には注意が必要です。かといって、動かさない状態が長く続けば筋力も落ちてしまいます。
痛みが落ち着いた範囲から動かす量を少しずつ増やしていくのが、自宅ケアの範囲の目安です。湿布やサポーターを使う場合も、使う期間は医師や施術者に確認してください。
はじめ整骨院・整体院では、痛む場所に触れる前に、立ち方や歩き方を確認しています。足首だけを追いかけても、答えが見つからないことがあるからです。
痛みが引かないときは、足首の曲げ伸ばしや内外への動きを、痛くないほうの足と比べて確認します。左右で動く範囲に差があれば、そこが手がかりになるためです。あわせて、ふくらはぎや足裏の硬さ、片脚で立ったときの安定感、股関節の動き、足指の使い方も確かめ、負担が集まる場所を探ります。
医療機関での診断が必要な状態では、そちらを優先するようお伝えします。そのうえで、体の使い方や歩き方、再び捻りにくい状態を目指す運動について、できる範囲でお手伝いします。
足首の痛みが引かない背景には、靭帯の回復だけでなく、不安定感やかばう歩き方、他の組織の傷みが関わることもあります。レントゲンで異常がなくても、様子を見続けてよいとは限りません。一人で抱え込まず、状態を確かめるところから始めてみてください。
今日は、階段を下りるときに痛む場所と、そのときの痛みの強さをメモしてみてください。片脚で10秒立てるかどうかも書き留めておくと、相談の際に役立ちます。数字や場面が具体的であるほど、今の状態が伝わりやすくなります。
足首だけでなく、靴の当たり方や歩き方の癖も含めて確認したい方は、はじめ整骨院・整体院へお気軽にご相談ください。

